イワクラサミット レポあんなことこんなこと２ （トーク後半)

前ふりなしで続きます。

15分間の休憩ということで物販コーナーを覗きに行くことにしました。
気になっていたのは先だってのスーフェスで購入したモスラ誕生の
手仕上げのバラつき具合です。
スーフェスのときはテーブル後ろから袋入りで手渡しされたため
その辺をチェックすることが出来なかったんですが、この日は
卓上の段ボール箱に無造作に山積みになっていたので
いくつかを手にとって見比べることが出来ました。
その結果卵の殻のひび割れの線の濃淡などに結構さがある
ことを確認できたんですが、現状手元に持っている現物の
その辺について特に不満は無いし、この日の販売数が他のアイテムに
比べて極端に少ない（他のは100が多かったですがモスラは30、WF限定の
ミニラも同程度でした）のでまだ持っていない人に譲ろうという仏心と
寒風吹きすさぶ財布の中の事情等を考慮して(笑)、モスラはパスすることとしました。
（実際、この商品が今回の販売物の中では一番人気だったようです）

ふと振り返ると目の前でアトリエG-1の奥田さんと技術室長の井野さんが
談笑されておりましたので、良い機会だということで御挨拶させてていただき
少しだけ話をさせてもらうことが出来ました。

そんなこんなで休憩時間は終わりトークの後半が開始されました。
前半に引き続き冒頭では全員起立でゴジラの誕生日を祝して乾杯が
行われました。

後半最初は今回の物販商品、今後の発売商品を原型を見ながら
それにまつわる話、手塚監督による現場監修(笑)などを行って行きました。
原型を見ながらの話ということで井野さんも壇上に呼ばれ原型の造型に
関するこだわり話や映像作品を見ていて気づいたところとかの話題で
トークが盛り上がりました。

毎回、イワクラさんによる造型対象の選定に至るマニアックな話や
製品のクオリティへのこだわり（ユーザへのアピールポイントでもありますが
それより、社内の某偉いさんのクレーム対応の苦労話が爆笑物です）

このあとのFAQコーナーでも発揮されるのですがイワクラ取締役の藤村さんの
トークは関西人特有のノリの良さもあいまって軽妙で本当は深刻な内容なのに
会場を笑いの渦に巻き込んでしまう勢いがあり、司会の木原氏とのかけあいは
もはや一芸といえるかもしれません。

今回このコーナーで特に印象に残ったのは

・メカゴジラのホワイトメタルの中国の製造工場での井野さんが
 目撃したすごい仕事風景の話。（この話はメカゴジラの製造遅延の話に
 直結するのですが）

・見た目がゴ●●リそのまんまのＭ宇宙ハンター星雲人を作った
 時の某偉い人（虫嫌い）の反応..ちなみに偉い人はショッキラスも
 あまり好きではないようです。
 ちなみにこの日物販された委員長バージョンとは異なる
 会長バージョンも原型が展示されました。そしてそれの購入券
 封入がらみということで会場にいらしてらしたアトリエG-1の
 奥田さんも壇上に上がられてガイガンの製品の話とか会長封入に
 至る経緯なども語られました。

・また電送人間の原型の話のときに役者さん絡みの製品の
 権利取得に関する苦労話が語られ、今回の製品は意外なところから
 あっさり許諾が取れたという話なども語られました。

・原型は出来てるんで何とかリリースしたい物として
 熱戦を浴びて溶けた戦車とかも紹介されました（とても小さい品です）

・２代目ガイガンの際には元々初代に比べて少しかっこ悪い
 ２代目をリアルに再現しようとするとやっぱりかっこ悪くなって
 しまう話などもありました。

他にも今回の物販の全てと近々発売予定の数種の原型について
何らかの話がされたわけですがとても書ききれないので割愛させて
頂きます。

といった感じでかなり脱線しつつ長時間のトークとなりました。
この後、更にヒートアップしたQ&Aのコーナーと物販の話が
まだ残っているのですが、かなり長くなったのですいませんが
続きにさせてください。

続く（次回でたぶん今度こそ完結）。